雷が鳴ったとき、車に乗っていても安全?
実際に起きた事例とJAFの検証をもとに、「どうすれば安全か」を考えてみました。
知っておくことで、不安が和らぎ、落ち着いて判断できる力につながるはずです。
雷雨の中で感じたこと
先日、雷雨の中、車を運転する機会がありました。
住んでいる街から、峠を越えて隣の街まで車で行く。
「ピカッ!・・・・・・ガッシャーン!!!」
稲妻がビカッと一瞬光、数秒して雷の轟音が鳴って驚きました。
ふと、思った。
「雷が車にあたっても大丈夫・・・・?」
実際に起きた事例
ネットで調べてみると、実際に起きた事例を見つけました。
「運転中の車に雷が「落ちた!」 家族も同乗…どうすれば?」(出典:テレ朝NEWS)
概要はこんな感じです。
・堤防道路を家族をのせて車で走行中、雷が車に直撃。運転手「やばい、落雷した!」
・「ドン」という衝撃音とストロボのような閃光。エンジンが停止。クラクションが鳴り響く。
・乗っていた家族にけがは一切なし。運転手が車を路肩に寄せ、保険会社などに連絡
このときは、エンジン停止したみたいです。走行中にエンジン停止って、怖すぎる・・・
幸い、乗っておられた方にけがはなく、無事に路肩に寄せきることができたようですね。
エンジン停止しても、惰性でしばらく動き続けるってことなんですかね?
雷が車に落ちたらどうなる?
「実際に雷が落ちたら、どうなる?」
まず、たぶん何が起きたのか分からなくなって、少し間をおいて理解して、
間違いなく私はパニックになると思います・・・(ゾッ)
不安は判断力を躊躇なく奪います。
落ち着いているときにできる判断が、不安や焦りが入り込むと一気にできなくなりますよね。
アクセルとブレーキを一瞬迷ったり。右と左が一瞬分からなくなったり。
でも「知っている」と驚くほど落ち着けます。正しい行動をとれる確率が上がります。
雷が車に落ちても大丈夫?JAFの検証より
「検証事例はないかな~」と調べてみると、ありました!
「落雷時、車や車内にいる人への影響は?(JAFユーザーテスト)」(出典:JAF)
「落雷の際は車内にいれば安全? 雷が落ちた際の影響について実験しました」(出典:JAF)
上記記事では「雷が車・ドライバーに与える影響」を検証していますよ!
前提は以下のとおり。
・近年、夏から秋にかけて急激に天候が変わり、雷を伴うゲリラ豪雨など異常気象が増加
・雷に打たれた場合、人体への影響として命を落とすことも
・避難先として一般的に車の中にいれば安全だと言われているが、本当に安全なのか?
・そこで、人工的に雷を発生させる装置を使用して、車に雷を落とし、車やドライバーに与える影響について検証
では、本記事より、検証結果を見ていきたいと思います。
様々な前提条件は記事をご覧ください。要点のみ抜粋です。
▼検証①:車に落雷した場合、走行は可能なのか

検証の結果、
エンジンやEVシステムは始動しなくなった、という結果が得られたようです。
→雷を受けた際は、すぐ走れなくなるという前提で、すぐ安全な場所へ移動する必要がありますね。
▼検証②:車に落雷した場合、車内にいる人への影響は?

✅全てのドア・窓が閉じた場合
✅運転席の窓を少し開けた場合
それぞれの場合において、検証の結果
雷が車内に入り込んだ様子は見られず、マネキンに焦げ痕なども見られなかった
という結果が得られたようです。
→良かった。少し安心です!(実際に起きたら、怖くてドアに触れなさそうですが)
結局どうすればいい?
・雷の際は車の中にいれば基本的には安全。ただし、走行不能になる可能性が高い。
・金属部分(車体やピラー)には触れずに待機
・高速道路ではSA・PAへ、一般道では安全な路肩などへ速やかに避難
あたりが重要なポイントといえそうです。
一番安全なのは、雷が鳴っているときは運転しない、なんですが(笑)
まとめ
私は毎日車を運転しています。
だからこそ、「雷が車に落ちたら」という小さな不安に今回、目を向けてみました。
・実際に車に雷が落ちた事例
・JAFの検証結果
を知ることで、実際に雷が落ちた場合
正しい行動をとれる確率が上がったと思います。
「知っている」だけで、不安がやわらぎ、落ち着いて動ける。
今回の学びが、みなさんの運転に少しでも安心をもたらせたらうれしいです。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
今日もずくだしてこ!
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