【2025年7月北海道旅行2日目】雌阿寒岳〜美幌峠

旅行
今回は北海道の東側をうろうろしました!
宿泊施設2Fからの景色。朝5時に起床しました。外は真っ青な空!カーテンを開けると、目の前に阿寒湖が広がっており、素晴らしい景色でした。散策されている方も数名おられ、とても気持ちよさそう!
宿から雌阿寒岳温泉町営駐車場まで30分。ここに駐車して、ストレッチし、いざ登山開始!
空が青い。青すぎる!!で、暑すぎるよ・・・笑。雌阿寒岳は標高1,499mで、現在地は794mなので、標高差は705mですね。まあまああります。コースタイムは、上り2時間半、下り1時間40分です
登山口付近の様子。「アカエゾマツ」がたくさん植っている。看板によると、アカゾエマツは「湿原」「火山灰」など他の樹木が生育しにくい特殊な土壌にて、純林(一種類の樹木だけで構成されている森林)が出現することが知られているのだそう
水が白く濁っている。雌阿寒岳登山口付近の水は、火山由来の鉱物成分が多く含まれるためだそうで、水色や透明度に影響するみたいです。調べたところ、特に硫黄やマンガンが多く含まれると、水が青白く濁ることがあるとか
最初は広くなだらかな傾斜の、森林地帯が続きます。木漏れ日が岩や苔に当たってキラキラしているのが美しい
低身長のマツの間を抜けていきます。このマツ、防風機能抜群なんですよね。寒い時は強い味方、大変ありがたいのですが、真夏の風ちょっとでも欲しい!タイミングでの防風により、こちらは干上がりそうになります。早く、早く風が欲しい笑
振り返ると、地平線の彼方まで平地が広がっていました。本州では見られない北海道らしい雄大な景色。だいぶん上がってきたな〜
さあ、森林地帯を抜けて、岩だらけになってきました
至るとこに、白や黄色の花をつけた高山植物が出現しました。岩の割れ目から懸命に生育しているものも。本当にたくましい
蝶、蜂などが蜜や花粉を求めて寄ってきていました
山頂付近。雌阿寒岳は活火山で、今も活動しており、複数の火口が存在します。目の前の、左側が切り立ってダムのような見た目の火口。右上にからガスが勢いよく出ています。言葉では表現しにくいのですが、蒸気がゴォォォと吹き出す低音が鳴り響いていました
ようやく山頂に到着しました!コースタイムどおり、2時間30分ほどの行程でした。「ポンマチネシリ」という名前はアイヌ語に由来し、「ポン」は小さい、「マチネ」は女、「シリ」は山を意味するそうです。つまり、「ポンマチネシリ」は「小さな女の山」という意味になるみたいです
先ほどとは別の火口が。正面の蒸気が出ている噴気口付近の岩盤は黄色くなっていますね。硫黄の固形物が付着しているのでしょうかね。下側のエメラルドグリーンの湖は、火山性の成分が含まれており、青く見えるのだとか。ちなみに、雌阿寒岳の西麓に「オンネトー」と呼ばれる、周囲約2.5kmの湖があります。天候や時間、見る角度によって湖面の色が青やエメラルドグリーン、ダークブルーなどに神秘的に変化するそうです。アイヌ語で「オンネ」は「年老いた・大きな」、「トー」は「沼・湖」を意味し、「年老いた大きな沼(湖)」という意味だとか
さて、下山開始です。頂上からずっと見えていたのですが、存在感抜群、綺麗な円錐形の形をした山「阿寒富士」。正面に登山道がはっきり見えますね
最初は急な下り坂が続きましたが、次第に森林地帯に入り、苔むした森の中をひたすら歩きます。すれ違う人もまばらです。素晴らしい山なのですが、やっぱり場所が場所だけに。道外の人はレンタカーないと来れないですしね。もし本州にあったなら、激・激混み間違いなし
下山しました。オンネトー国営野営上です。
2024年から地元合同会社「ほとり」が運営するカフェです。へえ〜、初めて知りました。オンネトー国設野営場の休憩舎ですかね。中はカフェとちょっとした物販スペースがありました。Wi-Fiも完備しており、テレワークもできそうです。気温は30度をゆうに超えていたので、駆け込んでソフトクリームと冷房で、火照り切った体を冷却しました笑
さて、車を止めている阿寒湖温泉町営駐車場まで歩きます。オンネトーの湖畔コースってのがあり、そこをゆっくり歩いていきます。木道の破損が目立ち、時折足場の悪い場所が存在。ちょっと歩きづらかったです。雲が出てきて湖の色がどんよりだったのが残念!晴れていれば美しい青だったと思います。
最後は、北海道が管理する道道949号オンネトー線をひたすら歩いて駐車場へ戻りました。素晴らしい山行でしたが、とにかく暑かった笑
さて、ここからは弟子屈町の摩周駅に移動しました
駅前のポッポ亭に2時30分くらいに行きました
雪見ラーメン豚丼(小)セット。雪見ラーメンは、ポッポ亭さん自慢の味噌スープに弟子屈産大豆をすり潰した呉汁を入れたラーメンです。いわば郷土料理ですね!大豆の青臭さは全くなく、クリーミーで食べやすい。味噌の味もしっかり残り、美味しいかったです
さて、最後に美幌峠へ。美空ひばりさんの歌碑がありました。イヤホンつけて聴こうと思いましたが、圏外でした笑。
目の前に屈斜路湖が見えます。美幌峠に来るのは3回目ですが、ずーっと平地が広がる様は本当に雄大で素晴らしい。日中は30度を超える真夏日でしたが、時刻は18時。風が吹き抜け、長袖がちょうど良いくらいでした。時間も時間ですが、次々と観光客が来られており、さすが名所って感じでした

さて、本日は弟子屈町の三幸温泉での宿泊です。
美幌峠に来る前に寄って、チェックインを済ませてきました。

写真を撮り忘れてしまったのですが、非常に味わい深い、古き良き温泉宿でした。
印象的だったのは、チェックインする際の宿主さんとの会話です。

「40年やってますけど、先週初めてエアコン入れたんですよ〜。なので、エアコンの使い方がまだわからなくて」

本州ではエアコン無しの夏って考えられないですけど・・・笑
そう、弟子屈町の7月の平年気温は20度なんで、まあ要りませんよね。平年並みなら。

数年前にも30度を超える日があったそう。その時、宿泊客が暑すぎて車で寝たんだとか。それがショックで今も忘れられない、という宿主のコメントが印象的過ぎて忘れられない笑

とそんなわけで、エアコンの取扱説明書が置いてありました。取扱説明書が置いてある宿は初めてでした笑。

さて、これで2日目が終了し、3日目は摩周岳に登ります。
晴れますように!

では、今日も良い1日を!

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